タッチデックスとは

タッチデックスとは

はじめに

今日のテクノロジーの進歩によって、ワークインデックスにも様々な技術が開発されました。
たとえば、サーボモーターを使用した多軸制御や協調制御などがそれにあたります。
コンピュータを使用しての複雑なマシン制御もまた大切な技術ですが、ランニングコストの問題、日々の綿密なメンテナンス、それに煩雑化してしまう制御システムの問題は避けて通ることはできません。
そこで、わたしたちは考えました。
「もっと簡単でもっと正確に、しかも丈夫なものは作れないだろうか?」
そうした思想から生まれたわたしたちのワークインデックスには、本当に必要なものだけが残りました。
そう。道具として本来あるべき姿それが「TOUCHDEX」なのです。

TOUCHDEXの動作・機能

動力が不要!!
完全メカニカル制御のため、動力は不要です。
電源確保・アース・結線などの手間が必要ありません。

省スペースで設置可能!!
制御部分がありませんから、最低限のスペースで設置が可能です。
大掛りになりがちな装置全体をコンパクトにします。

組込が容易!!
動力コントロール用のケーブル類がないため、機械への組み込みが容易に行えます。
パレットチェンジャーにも使用できます。

優れたコストパフォーマンス!!
電気制御部分を持たないシンプルな構造なので、市販の手動角度割出し台並みの低価格を実現しています。

優れた耐久性!!
極めて堅牢な構造・設計なので、優れた耐久性を誇ります。
クランプ部はロックピンを使用、大きな切削力にも余裕で応えます。

製品の動き

角度の割出し方法
TOUCHDEXの基本構造は大変シンプルですので、どなたでも、どんな機械でもすぐに活用していただけます。
また、様々なオプション製品や、複数のTOUCHDEXを組み合わせることによって、更に高度な加工が可能になります。

マシニングセンターNCフライスのツールなどで右端にあるプッシュバーを押すプログラムします。
ストローク分ツールで押すとあらかじめ決められている角度にテーブルが割り出されます。
プッシュバーが戻ると、自動的にクランプされます。

一回の割出時間:約1秒 スピード:5000mm毎分以下(アンバランスの場合は1/2以下に設定してください。)

さらに詳細な角度の割出し方法

さらに詳細な角度の割出し方法
プッシュバーの押し込み量を、マシニングセンターのプログラムで設定を行えば、割出される角度を5度毎に任意に割出すことが可能です。

また、FDM-230-360、FD-200-360、FD-300-360など-360シリーズにいたっては、1度単位での割出しが可能!
デリケートな加工制御が求められる場合でも、抜群の精度でお応えします。

割出しプログラムの方法(FDM-200-04)の場合
全約ストローク(78mm)で90度の割出しが行われるため、「ロック解除ストローク」15+(「回転ストローク」78-「ロック解除ストローク」15)/18=15+3.5=18.5mm 押し込むと5度、15+2/18回転ストローク=22mm押し込むと10度と割出されることになります。

国内外でのライセンスのついて

特許証(アメリカ合衆国) 特許証(ヨーロッパ)

「TOUCHDEX」は日本のみならず、海外でもライセンスを取得しています。様々な国で活用され、高い評価と多大な信頼を得ています。